組合長挨拶

組合長挨拶

ごあいさつ

 

菊池野の水面にも風に揺れている早苗を目にする頃となりました。

33回通常総代会を迎えることができましたのは、組合員をはじめ関係各位のご指導ご協力によるものと感謝申し上げます。

ロシア、ウクライナ戦争の勃発により原油、飼料、肥料等の奪い合い、それに輪をかけての異常な円安。農畜産物を生産する上で、全てのものが値上がりし、大幅なコストアップとなっています。近々解決するとは思えず、数年間は厳しい状況が続くと考えられます。国、県、市町と協議を重ね、リーマンショックの時と同様に利子補給等を行い、運転資金の確保をしたいと考えております。

昨年度は、菊池地域農業振興の3ヵ年計画初年度であり、計画を示す第11次地域農業振興大会を開き、理解と実現に向けての支所別座談会も行いました。新型コロナウイルスのまん延防止等重点処置が発令されている中ではありましたが、「菊池水田ゴボウ味のめんべい」の販売、移動購買車「きくちのまんまGO」2号車の出発、甘藷の販売高3年連続4億円突破、きくちのまんま有機支援センターが堆肥共励会で県知事賞受賞など、うれしい出来事も多くありました。また、メディアとの意見交換、情報発信も活発に行いました。

令和4年度は、東京農大との包括連携協定によりカスミソウから採取された酵母を使って、日本酒「花純」(かすみ)が4月に完成して販売されており、高い香りがあって飲みやすいと大好評です。また、生乳需給が少し心配されますが、生乳生産販売高が100億円の大台に乗ることも現実のものとなってきましたので、期待感が高まり楽しみです。来春には西営農経済センターと西合志中央支所が竣工し、各中央支所の建替更新も順次行ってまいります。

今年の一文字は「熟」といたしました。熊本県域構想の決断をやらねばなりません。熟知して熟議を行い「熟慮断行」したいと考えております。組合員皆様のご意見を頂戴いたしたく思います。そのためにも日本農業新聞や家の光のツールを活用することが大切です。組合員の皆様と共に「未来永劫JA菊池」でありますよう力を合わせようではありませんか。

精一杯努力いたしますことをお約束して挨拶といたします。

 

菊池地域農業協同組合
代表理事組合長 三角 修

 

組合長からのメッセージはこちら