国消国産(こくしょうこくさん)

国消国産(こくしょうこくさん)

 食と農を取り巻くリスクが年々高まっています。特に直近では、世界情勢の変化や円安の影響などで、肥料や燃料などの生産資材の価格が高止まりしています。一方で、農畜産物の価格はほとんど変わっておらず、農業現場は大変厳しい状況が続いています。

 必要な食料が不足しても、すぐに食料生産を拡大することはできません。消費者の皆様に、安全・安心な食料を安定してお届けするには、農業を持続可能なものにしていく必要があります。
そのためには、地域や国内で生産した農畜産物をもっと召し上がっていただくことが重要となります。

 このことについて、多くの皆様にご理解いただき、そして、国産農畜産物を積極的に手に取っていただくため、JAグループは令和2年より、「私たちの『国』で『消』費する食べ物は、できるだけこの『国』で生『産』する」という「国消国産こくしょうこくさん」をキーメッセージとした、様々な取り組みをすすめています。

 これからもJAグループは、一人でも多くの方に「国消国産」の考えに賛同いただき、日本農業を応援していただけるよう、取り組みをすすめてまいります。

 10月16日は、国連食糧農業機関(FAO)が制定した「世界食料デー」であり、これにあわせて一般社団法人全国農業協同組合中央会(JA全中)が「国消国産の日」を制定しました。

 消費者のみなさまに食料や農業に関するさまざまな実態や課題への理解を深め、食料を生み出す農業を応援したいと思っていただきたくJA全中は特設サイトを開設しました。