ほっと一息

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2026.10.14

ご飯をおいしく楽しもう

JA広報通信026年10月号

米・食味鑑定士/お米ライター●柏木智帆

炊飯器で手軽に「おこわ風」「赤飯風」

 

 栗おこわやきのこおこわなど、旬の食材と共におこわを楽しみたくなる季節ですね。また、11月23日は「お赤飯の日」と制定されており、この日に赤飯を食べる家庭もあるのではないでしょうか。
 おこわや赤飯を作るときは、蒸し器などの道具も必要だったり、前日からもち米を水に漬けておく必要があったりと、私たちが普段食べているうるち米の炊飯に比べて少々ハードルが高く感じられがちです。
 また炊飯器の「おこわモード」は手軽な機能ですが、加水量を減らしてみても、見た目は粒感があるものの、食べてみるとほぼ餅のような食感になってしまうこともあります。
 そこで、蒸した仕上がりに近い食感を楽しむために、今回は炊飯器で手軽におこわ風や赤飯風を作れる二つの方法をご紹介します。
 一つ目は、もち米にうるち米を2~3割ブレンドし、水を1割減らして炊飯する方法です。冷蔵庫の中で6時間以上かけて浸漬させた後、「早炊きモード(高速炊飯モード)」で一気に炊き上げることで軟らかな粒感が生まれ、芯までしっかり吸水させているので冷めても硬くなりにくくなります。
 二つ目は「低アミロース米」といわれるうるち米を使う方法です。お米のでんぷんはアミロースとアミロペクチンで構成され、一般的なうるち米はアミロースの割合がおよそ20%です。一方で、低アミロース米はアミロースが数%から15%ほどと低く、中にはもち米のように生米が真っ白く濁っている品種もあります。よりおこわや赤飯に近づけたい場合は「たきたて」や「淡雪こまち」などの品種がお薦めです。
 低アミロース米は白飯で食べると粘りが重く感じられがちですが、おこわ風や赤飯風にすると、無意識にもち米のおこわと比べるためか、むしろ軽やかに感じられます。ぜひ味わってみてください。

 

 

 

「淡雪こまち」で炊飯した赤飯風ご飯