ほっと一息

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2026.09.08

おいしく食べて美しく

JA広報通信2026年9月号

管理栄養士・フードスタイリスト●大槻万須美
イラスト:宮下めい子

ご飯で美容

 ご飯には、肌の調子を整えるなど、さまざまな美容に良い効果があるといわれています。

■ エネルギー源として最適
 炭水化物は糖質と食物繊維でできているため、摂取量が少な過ぎると、食物繊維の摂取量も減少します。また、タンパク質や脂質が体の構成要素として働くためのバランスが崩れ、肌のたるみや筋肉の減少などにつながると考えられます。
 さらに、ご飯を冷やすと、でんぷんの一部が「レジスタントスターチ(難消化性でんぷん)」に変化します。レジスタントスターチは、食物繊維と同様の働きをしたり血糖値の急上昇を防いだりする効果があるといわれています。一度作られたレジスタントスターチは再加熱してもほとんど減少しないため、冷やしたご飯を時間がたってから食べても美容効果が期待できる点も魅力ですね。

■ 腸内環境を健やかに保つ
 レジスタントスターチや食物繊維は、美容の要である腸内細菌の餌となって腸内環境を良好に保ちやすいという特徴があり、代謝アップや美肌効果も期待されます。納豆・みそ・ヨーグルトなどの発酵食品だけでなく、善玉菌の餌になるオリゴ糖や食物繊維・レジスタントスターチを含むお米に加えて、雑穀、野菜、果物、豆類、海藻、キノコ類などを組み合わせて、できるだけ毎日継続して取ることが大切です。

■ 栄養バランスが整いやすい
 ご飯は、ビタミンB群やカルシウム、鉄分、マグネシウム、タンパク質など、美容に欠かせないさまざまな栄養が含まれているという点も魅力です。ご飯を献立の中心として、野菜たくさんのみそ汁に、肉や魚、大豆製品や卵などのタンパク質を加えると栄養バランスが整いやすくなります。
 なお、野菜や海藻・キノコ類を先に食べ、よくかむことを心がけると、食べ過ぎや血糖値の急上昇の予防、あご周りの筋力維持につながるため、さらなる美容効果が期待できます。

 

管理栄養士・フードスタイリスト
大槻 万須美(おおつき ますみ)
「楽しく食べて健康に」。食の大切さを伝えるため、料理教室や食育講座、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。