ほっと一息
2026.07.28
お天気カレンダー
JA広報通信2026年7月号
気象予報士●檜山靖洋
イラスト:とよだ時
お天気カレンダー
見直される夏の行事
夕涼みに花火大会は、昔の夏の光景になるのでしょうか。伝統的に真夏に開催される行事が姿を変え始めています。
近年の夏は、昼間は外に出るのが危険なくらいの猛暑になり、夜も気温が下がりにくくなっています。このため、夏の屋外は常に熱中症の危険があります。
東京都足立区の花火大会は、例年7月に開催していましたが、5月の開催に変更しました。山形県酒田市の花火大会も、例年は8月に開催していましたが、9月に変更しています。酷暑や大雨のリスクを回避するためです。甲子園球場の夏の高校野球も、2025年は午前と夕方の2部制で試合を行う日を導入するなど、新しい試みが始まっています。
今、夏の楽しみを変えていく必要が出てきています。それでも、夜空に咲く花火の一瞬の輝き、白球に込められた日々の積み重ねが生む感動は、昔も今も変わりません。形を変えながらも夏の記憶は受け継がれていってほしいですね。


気象予報士・防災士
檜山 靖洋(ひやま やすひろ)
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。


