ほっと一息

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2026.06.15

私の食育日記

JA広報通信2026年6月号

食育インストラクター●岡村麻純
イラスト:宮下めい子

私の食育日記

「ちょい足し」食材で手軽に栄養バランスを

 

 成長期の子どもたちのために、一汁三菜の栄養バランスの取れた食事を作らなければと思いますが、日常はそんなに甘くなく、時間に追われながら作る食事がほとんどです。
 時間をかけていろいろな種類の食材を使って何品も作れば、栄養バランスの取れた食事を作ることができます。ですが、そこまで頑張らなくても、いつもの食事にほんの少し何かを足すだけで、栄養バランスを整えることができます。バランスの良い食事とは、たくさん料理を作ることではなく、たくさんの種類の食材をバランス良く食べることといえるでしょう。
 例えば、朝に納豆ご飯を食べるときは、納豆にしらすやのりを混ぜてみる、他にも卵やそのまま食べられるひじき、冷凍の野菜、刻みホウレンソウなどをチンして混ぜるのもお勧めです。朝は菓子パンとヨーグルトで済ませている方なら、ヨーグルトにグラノーラやドライフルーツを足してみる。そこにミニトマトや果物を添えれば、きちんと炭水化物、タンパク質、ビタミン類のそろった立派な一食になります。
 このように、包丁や火を使わなくても簡単に足せる「ちょい足し」食材は意外とたくさんあります。タンパク質なら、しらすやのり、チーズ、きな粉、ツナ缶や豆腐などが挙げられます。炭水化物が足りないと気になるときは、サツマイモやジャガイモをチンしてみるのも簡単です。ビタミン類はトマトやコーン、バナナなど、そのままさっと出せるものや、冷凍野菜なども便利です。
 無理して品数を増やそうと頑張ると毎日の食事の負担になってしまいます。夕食も同様で、1品足りないかな? と思ったときも、みそ汁に餅や余った肉、サバ缶を入れてみるなど、品数を増やさず、ちょい足し作戦でボリュームも栄養もアップできます。
 買い物から気軽にちょい足しできそうな食材を探して、自分らしい組み合わせの、手間暇をかけないちょい足し料理を楽しんでみませんか?

 

 

 

 


タレント・食育インストラクター
岡村 麻純(おかむら ますみ)
お茶の水女子大学食物科学講座(現在の食物栄養学科)卒業
大学では食育をテーマに研究
男女3児の母