ほっと一息
2026.06.10
おいしく食べて美しく
JA広報通信2026年6月号
管理栄養士・フードスタイリスト●大槻万須美
イラスト:宮下めい子
紫外線から肌を守る食
肌に紫外線が当たると、しわや染み、たるみなど肌の老化を促進してしまうとされています。紫外線からのダメージは、日焼け止めなどの物理的な防御に加え、食事などで内側からも軽減できると考えられています。抗酸化作用(肌の老化を促進する物質の抑制)、抗炎症作用があるとされる次の栄養を取りましょう。
■ アスタキサンチン
(サケ・イクラ・エビ・カニ)
非常に強い抗酸化作用を持ちます。比較的加熱に強く、油との相性も良いのが特徴です。
■ リコピン
(トマト・スイカ)
加熱と油で吸収率が上がるため、トマトスープなどの煮込み料理や、オリーブ油と一緒に取るようにするのがお薦めです。
■ ベータカロテン
(ニンジン・カボチャ・ホウレンソウ)
皮膚や粘膜を守る強い作用があります。加熱に強く油との相性が良いため、油で炒めるか素揚げにすると吸収率がアップします。
■ ビタミンC
(キウイフルーツ・ブロッコリー・かんきつ類)
皮膚に対する①抗酸化作用②コラーゲン合成――の二つの役割で知られています。加熱に弱く水に溶けやすいため、生の状態で取ると良いでしょう。
■ ビタミンE
(アーモンドなどのナッツ類、オリーブ油、カボチャ、アボカド)
細胞膜や脂質の保護に働きます。カロリーが高くなりやすいので、アボカドサラダにオリーブ油とアーモンドをトッピングするといった、少量ずつの組み合わせがお薦めです。
■ ポリフェノール
(ベリー類・緑茶・ダークチョコレート)
アントシアニンやカテキン、カカオポリフェノールなどがあります。水に溶けやすく長期持続はしないため、毎日小まめに取りましょう。
いろいろな種類の抗酸化物質を組み合わせた食事で紫外線から肌を守ってください。

管理栄養士・フードスタイリスト
大槻 万須美(おおつき ますみ)
「楽しく食べて健康に」。食の大切さを伝えるため、料理教室や食育講座、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。


