ほっと一息

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2026.03.05

農と歳時記 啓蟄

JA広報通信2026年2月号

和文化講師●滝井ひかる

■ 啓蟄(けいちつ 2026年は3月5日)

 啓蟄は二十四節気の一つで、冬ごもりをしていた虫たちをはじめさまざまな生き物が地上にはい出てくる頃です。啓蟄の啓の字は「戸を開く」、蟄の字は「虫が土の中に潜って隠れる」という意味を持ちます。
 啓蟄は春の季語。同じく春の季語に「春雷」「初雷」という言葉があります。昔から春雷は、豊作の兆しとして喜ばれてきました。実際に、雷の放電によって生じた窒素化合物が雨に溶けて、土壌に恵みをもたらすとされています。雷の落ちた土地にはよく稲が実るので「稲妻」と呼ばれるという説もあります。