ほっと一息

ほっと一息

2026.03.04

おいしく食べて美しく 春の食材で肌トラブル対策

JA広報通信2026年2月号

栄養士●吉田理江

 春は花粉・紫外線の増加や寒暖差の影響で、肌荒れなどのトラブルが起こりやすい季節です。スキンケアだけでなく、内側から肌を整える食事も重要になります。今回は、お薦めの食材を三つご紹介します。

アスパラガス

 旬のアスパラガスには、美肌づくりに欠かせないビタミンCとビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンCはコラーゲンの合成を助ける働きがあるため、張りのある肌を目指す人にお薦めです。ビタミンCの抗酸化作用により細胞の老化防止効果も期待できます。ビタミンEは血行を促し、くすみ改善効果が期待できる栄養素です。また、アスパラギン酸が代謝を高め、肌のターンオーバーを整える働きがあります。ビタミンCとビタミンEは水溶性・脂溶性のどちらの性質も持つため、ゆでる際は短時間にし、オリーブ油で炒めると吸収率が高まるでしょう。

 

 初ガツオ

 タンパク質が不足すると、肌の張りの低下や乾燥の原因になります。春が旬の初ガツオは、肌のもととなる良質なタンパク質が豊富です。さらに初ガツオには代謝を助けるビタミンB6やナイアシンが多く、肌荒れやニキビ予防にも役立ちます。鉄も含まれ血行を促して肌に酸素と栄養を届けるため、透明感のある肌づくりをサポートします。刺し身やたたき、軽く焼いてカルパッチョにするなどして手軽に食べられます。

 

 ソラマメ

 ソラマメには、肌のバリア機能を支えるビタミンB群が豊富に含まれています。特にビタミンB2は皮膚や粘膜を健康に保ち、肌荒れ予防の効果が期待できます。さらに亜鉛が肌の修復を助け、内側から肌の調子を整えるでしょう。塩ゆでの他、スープにしてもおいしく食べられます。
 春の肌トラブル対策には、旬の食材を使った食事に加えて、十分な睡眠・紫外線対策が欠かせません。旬の食材をおいしく食べて、美肌を目指しましょう。

 

栄養士・ダイエットコーチ 吉田 理江(よしだ りえ)


飲食店勤務後、料理研究家のアシスタントを経て独立。栄養指導、健康・ダイエットレシピの作成やコラム執筆、セミナー講師など幅広く活動中。薬膳アドバイザーやアンチエイジング料理プランナーなどの資格も多数取得。