ほっと一息
2026.02.04
農と歳時記 立春・雨水
JA広報通信2026年1月号
和文化講師●滝井ひかる
立春(りっしゅん 2026年は2月4日)
二十四節気の立春は節分の翌日。
本来、季節の分かれ目である節分は年に4回、立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日にありますが、現在では立春が一年の始まりという考えに基づいて立春の前日のみを指すようになりました。
節分では豆まきの他に、豆占(まめうら)といって一年の豊作を占う風習が各地域にありました。いろりの火の近くに豆を12粒置いて12カ月を表し、しばらくして豆が赤くなればその月は日照り、黒くなれば雨などと占ったそうです。

雨水(うすい 2026年は2月19日)
二十四節気の雨水は、それまで雪が降っていたのが雨に変わる頃。徐々に気温も上がり、田畑の霜や山に積もっていた雪も溶けてせせらぎになっていきます。寒い日が3日続いて暖かな日が4日続く、というような気候が交互に繰り返されるのを「三寒四温」と呼びます。
ちなみに「小春日和」は春が近づく頃に使う言葉と思われがちですが、実は旧暦の10月、晩秋から初冬にかけての春のような暖かな日のことを指しています。
だんだんと暖かくなり水もぬるんでくる雨水の頃は、梅見の季節でもあります。いよいよ春の農事の準備が始まります。



