きくちのまんま新聞

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選果施設竣工式 ニンジン県内一の産地拡大へ

JA菊池は11月4日、今年3月から建設を進めていた人参選果場(菊池郡菊陽町)が完成し、現地で竣工式を開きました。

行政やJA関係者ら67人が出席し、テープカットで完成を祝いました。11月8日より冬ニンジンの選果を開始。

 

東哲哉組合長は「AI選別機などを導入し、効率的かつ高品質な選果体制が整いました。県内一のニンジン産地として、栽培面積の維持・拡大により一層力を入れたい」と話しました。

 

菊陽町・大津町のニンジンは国の産地指定を受けており、生産が盛ん。新施設は、選果規模を日量30トンから60トンに増やし、年間で7200トンの出荷を計画しています。

 

JAは今年2月に菊陽町とJA熊本果実連と農業活性化に向けた包括協定を締結。農家の所得向上と地域活性化を目指し開発した規格外品のニンジンを使ったジュース「うまcarrot(キャロット)」は、5月から果実連のECサイトやJAなどで販売を開始しています。町内の小中学校の給食で提供され、児童にも飲みやすく仕上がっており好評です。