きくちのまんま新聞

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竹資源活用 灯籠作り  菊池農業高校

熊本県立菊池農業高校の農業科1年生25人は9月19日、竹資源を活用した地域活性化と持続可能な開発目標(SDGs)の実践活動として、竹灯籠の作りに挑戦しました。制作した竹灯籠は20年続く「熊本暮らし人まつり~みずあかり~」で熊本市の花畑公園から市民会館、城彩苑一帯に並べます。

 

竹灯籠制作の実習では、生徒らは2mほどの灯籠用の竹に電動ドリルで穴を開け、模様を作って仕上げました。別日に農業科2、3年生やボランティアの生徒らも協力し、同校では90本の竹灯籠を製作しました。

 

永野陽樹さんは(16)「竹に穴を開けるとき、直径が大きくなるほどに難しくなったが、楽しくできた。光が灯ったところを早く見てみたい」と笑顔を見せました。

 

同校は、数年前から菊池市や市民と協力し、放置竹林問題に取り組みます。

 

 

農業科の岩坂大輔先生は「放置竹林の竹を上手に活用し地域活性化に繋がっている祭りを知り、生徒らも多くのことを学べたと思う。この経験を今後の竹資源活用プロジェクトにも生かして欲しい」と話しました。竹灯籠作りは23年から継続。

 

2004年に始まったみずあかりは、全てボランティアによって運営されています。今年は10月12日(土)18時から22時と、13日(日)18時から21時に開催予定。