きくちのまんま新聞

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高品質出荷で高単価を維持 JA菊池人参部会

JA菊池人参部会は9月18日、第26回部会総会を開きました。2024年度は出荷量減少も高単価で推移。25年度は更なる品質向上と安定出荷を図り、秋より処理能力を増やした新選果場で出荷量増加を見込んでいます。

 

24年度秋冬ニンジンは、出荷量3131トン(前年比93.5%)販売高5億4864万円(167.2%)。播種期の高温や急激な雨の影響で出荷量は減少したが高単価で推移しました。春ニンジンは出荷量1412トン(前年比92.7%)販売高1億5671万円(前年比66.1%)。主要産地との出荷ピークの重なりや平年より大幅に早い梅雨入りなどの影響で苦しい販売となりました。

 

上田晃太部会長が「気候変動により栽培環境は厳しい状況にあるが、地域の特産であるニンジンの更なる品質向上と安定出荷を図りたい。11月には新しい選果場の完成予定で処理能力も大幅に増えるので、部会員一丸となって生産量を増やしていきたい」と話しました。

 

JA担当の西淳史指導員は「部会ニンジンを使用したうまキャロットジュースの販売も今年から始まっている。青果用、加工用共に出荷量を伸ばし、農家所得向上につないでいきたい」と話しました。

 

挨拶する上田部会長