きくちのまんま新聞
2025.09.26
愛知県の農業高校生がJA菊池管内で農家実習
愛知県の農業高校生10人が20日から23日、JA菊池管内で3泊4日のファームステイを行いました。酪農や園芸など6戸の農家が受け入れました。参加者は「新たな発見もあり、楽しく、有意義に過ごすことができた」と笑顔を見せました。
同県には10校の農業関係高校があり、各校の代表者が参加した。農業教育の充実を図るため、担い手育成派遣研修としてJA愛知中央会が支援して行っています。2022年から熊本県が受け入れ、菊池農業高校で開いている「熊本県農業経営者育成研修会」に参加し、県内の農業高校生徒との交流も行う。その後、菊池地域の農家で実習を行いました。
愛知県立半田農業高校農業科学科3年生の新美朋子さんと同県立猿投農林高校施設園芸課3年生の久保田琉偉さんは、菊池市の花卉農家上田功さんのカスミソウハウスで、ネット張や支柱立てなどを実習しました。「学校で学んだやり方と違ったり、知らない便利な道具とかもあり、いろいろなことを学べ、今後のことを考えることができた」と話しました。
2人は農業を営む祖父母の影響で農業に関心をもったという。新美さんは地球温暖化による環境の変化に興味を持ち「環境や人と生物の共生、絶滅危惧種の保全活動のためにもっと学びたい」と話しました。久保田さんは「果物や野菜を使ったフレーバーワインを作りたい」と夢を語ってくれました。