きくちのまんま新聞
2025.09.17
高品質・安定出荷で後継者育成に力 JA菊池花卉部会第35回総会
JA菊池花卉(かき)部会は、第35回総会を開き、本年度の事業方針などを協議しました。「高品質で長持ち」「持続可能な産地」「多様化する花の楽しみ方に合わせた生産出荷」「部会員の活性化」の4つの事業方針を掲げ、高品質・安定出荷で後継者育成に力を入れます。
主力品種のカスミソウとトルコギキョウには専門委員会を設置し、現地検討会の充実を図り、品質の向上と出荷の平準化を徹底。青年部では勉強会や現地検討会で技術向上と消費者向けの情報発信を強化。女性部は女性の交流の場を作り、消費地での宣伝活動を実施し、消費者ニーズに合った信頼ある高品質で、安定供給するための取り組みを進めています。
野中三裕部会長は「部会員ひとり一人の意識改革を図り、高品質で安定して届けられるよう努めたい」と話しました。部会員は64戸。9月中旬からカスミソウ、トルコギキョウの出荷が始まります。他にヒマワリやパンパスグラスなど10品目以上の花卉を出荷します。
JAの冨田惇志指導員は「定期的な全体会議で部会員間の情報を共有し、信頼される魅力ある産地として継続できるよう支えていきたい」と話しました。
優秀農家、カスミソウ日持試験表彰もあった。上位入賞者は次の通り。
▽優秀農家=阪本俊浩・朋子・貢紀、宮本幸伸・佐登美、本山達也、久川裕徳・智子、菅誠輝・仁美▽カスミソウ日持ち試験秋の部金賞=牛島誠治郎、銀賞=坂本悠三、銅賞=中村明博▽同春の部金賞=木下正道、銀賞=林田茂、銅賞=堤三郎