きくちのまんま新聞
2025.08.20
良質エゴマ油用のエゴマの種まき 菊池えごま生産組合
JA菊池管内の農家らでつくる菊池えごま生産組合は6月28日、菊陽町でエゴマの種まきを組合員総で行いました。10月末に約2トンの収穫を見込んでいます。栽培に取り組み10年、認知度も高まり、問い合わせも増えています。
組合の13人は菊陽町を中心に大津町などの山間地で約360アールを栽培する。上村幸男組合長は「無農薬、有機質肥料で栽培し、低温圧搾法で絞るので良質な油ができる。今年も良い種が出来ているので、良い苗を育てしっかり栽培していきたい」と話しました。
地域の特産にしたいとの願いを込めてエゴマ油を製品化し、JAの直売所や県内のデパート、ネット通販などで販売。新商品も開発中です。
土地の有効利用を目的に2015年に研究会を設立。イノシシや鹿が食害しないエゴマを選んで生産を始めました。県独自の生産基準に基づいた熊本型特別栽培農産物「有作くん100」の認証も受けています。
毎年約1万本の「きくちのえごま油」(45グラム入り、税込1836円)を製造。熊本大学薬学部と連携し、エゴマの持つ動脈硬化予防に効果的なαリノレン酸について研究を進めています。