きくちのまんま新聞
2025.04.28
春の「菊池水田ごぼう」出番 JA菊池ゴボウ部会
JA菊池ゴボウ部会の「菊池水田ごぼう」が冬ゴボウから春ゴボウへ移行しました。寒気が続き、例年より1週間ほど遅れて出荷が始まりました。先陣を切って出荷を始めた川口晃範さん(44)は家族経営で4.8(春ゴボウ2.4、冬ゴボウ2.4)ヘクタールを栽培しています。
3月22日から出荷を始め、平均日量400キロ(200箱:1箱2キロ)を出荷します。5月には最盛期を迎え日量600キロの出荷予定です。
収穫したゴボウは日光に当てないように持ち帰り、水洗い、選別、アク抜きまで手早く作業を進めます。1時間ほどアク抜きをして、水切り、袋詰め、箱詰めをして集荷場に持ち込みます。
川口さんは「寒さが続き生育が遅れたが、3月には取り戻し出荷を始めた。生育も順調に進み寒暖の差もあり、味もいい。天候を見ながらしっかり収獲していきたい」と話しました。
営農部販売担当の石原誓志郎さんは「4月中旬以降には出荷量も増え、5月に最盛期を迎える。気温が上がると痛みも出やすいので、生産者の手早い作業と検査員による厳しい検査の連携で品質の統一化を図る」と話しました。
出荷は3月から6月下旬まで、700トンの出荷が見込まれます。春ゴボウ生産者は65戸で、栽培面積は59ヘクタールです。