ほっと一息

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2025.04.07

体を動かすためのヒント 手軽に体操

JA広報通信2025年4月号

日本体育大学准教授●伊藤由美子

グー&パーで腕を曲げ伸ばし

 新生活が始まり1カ月が過ぎました。新緑の中で散歩をしたり、季節の行事に出かけたり、心と体をリフレッシュする時間を生み出したいものです。
 さて、前号では体を動かすためのヒントとして「7つの部位」をご紹介しました。①首 ②腕 ③脚 ④胸 ⑤体側(たいそく) ⑥背腹(せはら)⑦腰――がありましたね。
 今回は7つの部位のうち、「腕」を曲げ伸ばす運動に取り組んでみましょう。腕を曲げ伸ばすだけではなく、巧緻性(こうちせい)の運動も一緒に取り入れます。巧緻性とは、一般的に手先の器用さのことを指しています。巧緻性は体力の構成要素の一つでもあり、体を器用に巧みに動かすことを指す場合もあります。
 イラストを参考にしながら、始めはゆっくりと4呼間ずつ行ってみましょう。運動に慣れてきたら2呼間ずつに切り替えてみましょう。

レッツ、トライ! 腕を曲げ伸ばす運動

 

 

(1)いすに座って準備をします。

(2)片腕を上げます(上の手はパー、下の手はグー)。

(3)反対側も同様に、片腕を上げます(上の手はパー、下の手はグー)。

(4)片腕を上げます(上の手はグー、下の手はパー)。

(5)反対側も同様に、片腕を上げます(上の手はグー、下の手はパー)。

 

 

日本体育大学
准教授
伊藤 由美子(いとうゆみこ)
千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!