ほっと一息
2025.03.07
脳トレ! 手足の体操
JA広報通信2025年3月号
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
指先体操で物忘れ防止
昨日何を食べたか思い出せなかったり、出会った人の名前をすぐに思い出せなかったりしたことはありませんか? 指先体操で脳を毎日効率良く使い、記憶力の低下や物忘れを防ぎましょう。
体操しながら声を出したり、何かを思い出しながら行うと、脳の機能に関係が深い舌と口の運動にもなります。慣れてきたら指の動きに変化をつけると、脳トレ効果をより高められます。
親指グーパー体操
(1)両手を開きます。手は第2の脳といわれています。指先まで考えながら正確に動かしていきましょう。
(2)両手を同時に握ります。このとき、右手の親指は外に出し、左手の親指は中に入れます。外に出す親指を変えながら、(1)と(2)を順に繰り返しましょう。
指のすれ違い体操
(1)手のひらを合わせ、右手の人さし指が手前に来るように両手の人さし指を曲げ、伸ばします。
(2)左手の人さし指が手前に来るように両手の人さし指を曲げ、伸ばします。
親指、中指……と指を変え、(1)と(2)を順に繰り返しましょう。
応用
昨日の出来事を五つ思い出しながら体操してみましょう。親指を動かしながら「昨晩のおかずは?」、人さし指を動かしながら「昨日会った人の名前は?」、中指を動かしながら「昨日見たテレビ番組は?」など。