きくちのまんま新聞

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サツマイモ病害対策 地域一体で防除徹底 菊池郡市2市2町の生産者結集

熊本県北広域本部農業普及・振興課は12日、大津町、菊陽町、合志市、菊池市、JA菊池と協力してサツマイモ基腐病を含む「病害対策における講習会」を開きました。地域が一体となって防除を徹底しようと、県北広域本部が初めて菊池郡市2市2町のサツマイモ生産者および行政、関係職員を参集し71人が参加しました。

 

 

全国で確認されつつあるサツマイモ基腐病。管内でサツマイモの生産が最も盛んな大津町では、JA菊池甘藷(かんしょ)部会と協力し、部会員外の生産者も含めて講習会を重ねています。2月下旬から始まる育苗を前に、更に防除対策を徹底しようと広範囲の生産者を招集しました。

 

 

 

農業普及・振興課の藤本憲太郎さんが、病原菌の特徴や無病健全苗生産、排水対策などの防除対策ポイントを伝え「産地を守るために意識を統一し、基本対策をしっかりしてほしい」と呼びかけました。

 

 

JA営農部南営農センターの西淳史指導員は「部会での講習会は何度も重ねているが、地域全体で正しく理解し、正しく対策をしていくいい機会になったと思う。今後も産地維持に向けて管内生産者一体となって取り組んでいきたい」と話しました。