きくちのまんま新聞

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特産ニンジンで地域活性化 熊本果実連・菊陽町・JA菊池が協定

JA菊池は2月4日、JA熊本果実連、菊陽町と地域産品である“ニンジン”の価値向上による農業の活性化を含む包括連携協定を同町役場で結びました。

町特産のニンジンを使ったジュースの開発を進め、3者が協力して農家の所得向上と地域農業活性化を目指します。

締結式には、𠮷本孝寿町長とJA熊本果実連の橋本明利会長、東哲哉代表理事組合長が協定書に署名しました。

菊陽町産ニンジンを使用したジュースは、4月下旬完成予定。菊陽町は学校給食等で製品を通じたPR活動を行い、特産品の知名度向上を目指します。

𠮷本町長は「特産のニンジンを使った商品が全国に広がり、食育や農業の担い手確保につながることを期待する」と述べました。

現在人参選果場を運営しているJAは、日量の出荷数量を増やすため選果場を増設し、今年10月に竣工予定です。23年度利用量年間約4000トンを7200トンに増やす計画を立てています。選果場の稼働に伴い一定量発生する規格外品をジュース用などの加工用原料としてJA熊本果実連へ供給します。

JA熊本果実連の橋本明利会長は「果実連の製造スキルを最大限に発揮し、商品化する。地域農業の活性化や地下水、農地の保全、生産者の経営安定に貢献したい」と語りました。

JAの東哲哉組合長は「3者が協力することで、ニンジンの新たな価値を生み出し、農家の所得向上につながればと思う。」と話しました。

締結式後、参加者は試作品のジュースを試飲しました。