きくちのまんま新聞

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5年連続販売高4億円突破 市場ニーズ対応、選別簡略化 JA菊池甘藷部会

JA菊池甘藷(かんしょ)部会は9月26日、菊陽町のブランヴェールアベニュー熊本で2022年産出荷反省会を開きました。需要期における市場の要望に応え出荷量を伸ばしたことや、選別の簡略化などに取り組み、5年連続の販売高4億円を突破しました。

 

部会栽培面積69ヘクタール、総出荷量1800トンの実績で、大きな相場変動を受けることなく年間を通して高単価を維持しました。

反省会では、市場やJA熊本経済連から情勢について報告。生産では、サツマイモ基腐病の対策として、部会員への情報共有を迅速に行い、収穫前の圃場の巡回や防除を徹底して実施。販売では、ゆうパックのふるさと小包やJA全農の通販サイト「JAタウン」への掲載なども継続して取り組んでいます。また、香港を中心に2S・3Sサイズの輸出や、干し芋などの加工品の開発にも力を入れました。

 

永田宏治部会長は「先輩農家による栽培技術の継承、仲間づくりを強化しながら、後継者の新しいアイデアも取り込み、部会を盛り上げてきたい」と力を込めました。

JAの西淳史指導員は「市場や消費者のニーズに対応できる柔軟な産地作りを行いながら有利販売に繋げていきたい」と話しました。