旬の情報

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2023.09.10

クリ出荷始まる 厳しいチェックで信頼される産地づくり JA菊池栗部会

JA菊池栗部会は栗の本格出荷を前に8月24日、JA北営農センターで目均し会を開きました。色合いや裂果具合など商品と規格外品の基準を再確認し、28日より県内加工業者に初出荷することを決めました。

 

早生品種「丹沢」の加工用出荷が始まっており、8月下旬には「杉光」「ぽろたん」「筑波」「利平」「銀寄」「美玖里」と続き出荷ピークを迎えます。出荷は10月中旬までで部会員153戸で2023年産は80トンを見込みます。

 

後藤敬一部会長は「生産量は平年並み。気候にも恵まれて品質の良いクリに仕上がっている。品質を下げないよう管理を徹底していきたい」と話しました。

 

クリを担当するJA職員の宮川翔さんは「部会員が個別で徹底して行う収穫後の水処理は、病害虫・腐敗果の軽減、鮮度保持に繋がっている。集荷時には専門の検査員が品質検査、階級決めを徹底して行う」と話しました。

 

部会のクリは、菓子用のペースト状に加工する専門業者への出荷も行います。「ぽろたん」は1~2カ月氷温冷凍することで甘みを増す「冷凍ぽろたん」として4年前から通販業者と提携し、販売数量を伸ばしています。