ほっと一息
2026.08.17
お天気カレンダー
JA広報通信2026年8月号
気象予報士●檜山靖洋
イラスト:とよだ時
行き合う空
昼はまだ夏のような暑さが残って、日差しの強さを感じながら、半袖で過ごすことも多いです。夜になると虫の声が響きわたる中、帰り道は少し肌寒くなります。真夏と違って、夜に涼しくなるだけでも体はだいぶ楽になりますね。季節がゆっくりと入れ替わっていく、はざまの時期です。一日の中にも、二つの季節が同居します。
この時期は、地上付近には暑さをもたらす夏の空気が残る一方で、上空には秋の冷たい空気が流れ込み始めます。このため、空の表情も変わっていきます。もくもくとした入道雲が広がる日も多いですが、入道雲に混じって、空の高い所に出る筋雲やうろこ雲が見られる機会が増えてきます。
「行き合いの空」といわれることもあり、昼は夏、夜は秋と、季節が行き合う、この時期ならではの空が広がります。慌ただしい日々の中でも、ふと立ち止まって空や風に目を向け、季節の変化を感じてみたくなりますね。


気象予報士・防災士
檜山 靖洋(ひやま やすひろ)
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。


