ほっと一息

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2026.03.18

みんなのネットリテラシー講座 パスワードの決め方、管理の仕方

JA広報通信2026年2月号

成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト●高橋暁子

 

 スマートフォンでさまざまなサービスを使う際に欠かせないものの一つがパスワードです。しかし、簡単な文字列やすぐに推測できるパスワードでは、不正アクセスなどの被害につながりやすくなります。パスワードの決め方から管理の仕方までをお伝えします。

安全なパスワードを決めよう

 パスワードは、長ければ長いほど安全性が高まります。異なる種類の文字を組み合わせ、意味のない文字列を作り、以下は避けましょう。
①IDと同じ文字列

②自分または家族の名前や誕生日、電話番号などの個人情報

③「password」「baseball」などの一般的な英単語一つだけ

④「0000」「123456」「qwerty」など同じ文字の繰り返しや分かりやすい並びの文字列

⑤「ps」「gf」などの短過ぎる文字列
 スマホやウェブブラウザーのパスワード生成機能をうまく活用するのも良いでしょう。

 

サービスごとに変えて適切に管理

 せっかく安全なパスワードを設定しても、管理できていなければ危険です。そもそもパスワードは他人には決して教えず、メールなどでも送らないものです。メモに書いてパソコンに貼るなどもやめましょう。
 パスワードはサービスごとに変えて、複数のサービスで使い回さないことが大切です。サービスから流出したパスワードを使って、他のサービスへ不正ログインを試す攻撃の手口が知られているためです。なお、以前はパスワードの定期的な変更が推奨されていましたが、特に必要はないと、国内外でガイドラインの変更がありました。ただし、パスワードの流出があった場合は、すぐにパスワードの変更を行いましょう。
 各サービスごとに異なるパスワードを全て覚えるのは、正直困難なものです。スマホやウェブブラウザーなどにある、パスワード保存機能も上手に活用しましょう。あるいは、自分の手帳などにメモして、厳重に管理しましょう。

 

 

 

成蹊大学客員教授/ITジャーナリスト  高橋 暁子(たかはし あきこ)


SNS、10代のネット利用、情報モラルリテラシーが専門。インターネット関連の事件やトラブルに詳しい。NHK「あさイチ」「クローズアップ現代」などテレビ出演多数。『若者はLINEに「。」をつけない 大人のためのSNS講義』(講談社+α新書)、『スマホで受験に失敗する子どもたち』(星海社新書)など著作多数。