ほっと一息

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2026.02.18

国際協同組合年 JAのモデルとなったドイツ協同組合

JA広報通信2026年2月号

日本農業新聞●パートナー支援部

 日本農業新聞は1970年から海外農業研修視察団を募り各国に派遣しています。農家組合員やJAグループ役職員、農業関係者など、これまでに1万人以上が参加しました。研修先の一つにJA組織のモデルとなったドイツ協同組合・ライファイゼン中央会(DGRV)があり、協同組合の社会的意義を学んでいます。
 DGRVはドイツの協同組合全体を統括する全国組織です。約5000の協同組合を束ね、約2000万人の組合員と約100万人の従業員を抱えています。目的は会員および所属する協同組合機関の部門横断的な利益ならびに監査、そして協同組合システムなどを発展・促進・代表することです。
 また、世界中で協同組合の理念を推進するとともに協同組合の設立を支援し、国際プロジェクトを通じて協同組合ブランドの強化を図っています。
 同視察団は2025年10月に同組織のドイツ・ボン事務所を訪問し「DGRVとドイツにおける協同組合組織」と題した研修を受けました。
 ドイツの協同組合運動は、19世紀に二人の人物によって発展し、ドイツ人の生活には、さまざまな場面で協同組合が深く関わっています。例えば、朝に飲む牛乳は「酪農協同組合」から、通勤や通学に使う自転車は「二輪車購買協同組合」から提供されています。
 風邪薬は「NOWEDA(ノヴェダ)薬局協同組合」、昼食で食べる果物は「野菜協同組合」、サンドイッチは「BÄKO(ベーコー)協同組合」が関わっています。また、運動着は「インタースポーツ協同組合」、タクシーは「タクシー協同組合」、食料品は協同組合系スーパーマーケットの「REWE(レーヴェ)」や「EDEKA(エデカ)」で手に入れることができます。このように、協同組合はドイツの人々の暮らしに溶け込んでいるのです。

 

協同組合系スーパーREWE(ボン市内)