ほっと一息
2026.01.20
お天気カレンダー 寒中水泳
JA広報通信2025年12月号
気象予報士●檜山靖洋
二十四節気の大寒の頃になると、冬の海に次々と飛び込む寒中水泳が各地で行われます。この頃の海面水温は、太平洋側で18度を下回り、日本海側では15度を下回ります。夏のプールでの遊泳に適する水温は26度から31度なので、冬の海がいかに冷たいか分かります。
それでも寒中水泳をする人がいるのは、サウナの「整う」感覚に通じるのかもしれません。サウナの後に入る水風呂の水温はだいたい15度くらいです。冷水の刺激で心身がリセットされる感覚は、理解できないこともありません。
寒さは命を脅かす面もあります。安全に寒中水泳を行うためには、ゆっくりと水に入ること、頭を水面に出しておき、手足が冷水ショックで動かせなくなっても溺れないようにすること、救命胴衣を身に着けることなど、安全対策を取りましょう。その先には、冷たい水に身をさらした人にしか得られない、整いがあるのだと思います。

気象予報士・防災士 檜山 靖洋(ひやま やすひろ)

1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。
朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中。


