ほっと一息
2026.01.05
農と歳時記 小寒・人日・大寒
JA広報通信2025年12月号
和文化講師●滝井ひかる
小寒・人日(しょうかん・じんじつ 2026年は1月5日・1月7日)
二十四節気の小寒からは「寒の入り」といって、立春の日に寒が明けるまで本格的な寒さが訪れます。
小寒を過ぎたら年賀状ではなく寒中見舞いを出して新年のごあいさつをします。また、小寒から9日目に降る雨は「寒九(かんく)の雨」といって豊作の吉兆として喜ばれます。
1月7日は人日の節句。この日に汁物をいただく風習が日本の七草がゆの行事となりました。セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ(カブ)・スズシロ(ダイコン)が入ったおかゆで胃腸を整え、寒さに備えましょう。

大寒(だいかん 2026年は1月20日)
二十四節気の大寒は一年で最も寒い時季。小寒から大寒を挟んで立春までを「寒の内」と呼びます。
この時季は寒くて雑菌が繁殖しにくいため、秋に収穫した穀物を使って、農閑期にみそやしょうゆ、酒などの発酵食品を仕込む「寒仕込み」に適しています。寒さで発酵と熟成がゆっくり進むので、寒仕込みをすると味わい深く出来上がるといわれています。寒いのも悪いことばかりではありませんね。
大寒の初日に鶏が産んだ卵は「大寒卵」と呼ばれ、縁起物とされています。大寒卵を食べると一年無病息災で過ごすことができ、金運も上昇するといわれています。



