きくちのまんま新聞
2025.09.09
7年連続1戸当たりの平均販売高1000万円を突破 JA菊池甘藷部会出荷反省会
JA菊池甘藷部会は12日、菊陽町で部会員やJA、取引市場、行政関係者62人が出席して、2024年度出荷反省会を菊陽町で開きまsした。一年を通じて安定単価(前年対比114.7%)で販売し、7年連続1戸当たりの平均販売高1000万円と、販売高4億円を突破しました。4億円突破は2年ぶりです。
24年産は、猛暑による生育の停滞等の影響もあり、やや小玉傾向での収穫開始となりましたが、徐々に肥大し2L~Mサイズの単価が取れる階級が中心で収穫できました。心配された病害虫対策では、行政や関係機関との連携を密にして「持ち込まない・増やさない・残さない」対策を徹底。出荷においては部会員の意識を統一し、選別の徹底に力を入れ高品質なカンショの出荷を継続しました。部会員戸数29戸、作付面積6470アール。品種は「高系14号の『ほりだし君』」と「べにはるか」の2種。
永田宏治部会長は「青果平均単価375円(1キロ)という過去最高値を記録した。出荷選別の徹底や計画出荷の取り組みなど、大津カンショに対する部会員の想いが一つになった成果だと思う」と話しました。
JAの西淳史指導員は「先人が築いてきた高品質なカンショというイメージをうまく引き継げており、年々引き合いは強くなっているように感じる。先輩農家の栽培技術・出荷選別を継承しつつ、新たな取り組みも行いながら更なるPRと有利販売に努めていきたい」と話しました。
日本郵便(株)が企画・監修する「ふるさと小包チラシ」販売やJA直売所での販売も継続して取り組み、JA熊本経済連を介して行う香港への輸出も数量を伸ばしました。