きくちのまんま新聞
2025.06.24
菊池茶を多くの人に届けたい
八十八夜の5月1日、JA菊池は菊池神社(菊池市)で茶の繁栄と作業の安全を祈る献茶祭を行いました。茶部会役員、JA、行政関係者12人が出席。森正晴副組合長が「50年続く献茶祭。菊池茶の品質の良さ、おいしさをしっかりPRして多くの人に届けたい」とあいさつしました。
茶部会森田哲生部会長は「摘採開始が例年より1週間ほど遅れたが、寒暖差もあり、品質の良い茶葉ができた。おいしいお茶に仕上がっている。新茶を急須でゆっくり味わってほしい」と話しました。
菊池地域では、菊池市、合志市、大津町、菊陽町で栽培。JA茶部会は17戸、栽培面積70ヘクタール。取扱量は年間62トンを見込んでいます。平たん地では大規模茶園が蒸し製玉緑茶を中心に生産。山間部では昼夜の寒暖差を利用し、味と香りに優れた煎茶を作っています。
JA営農部の酒井俊一郎指導員は「部会員数は減少傾向だが、お茶づくりにこだわるベテランと若手が共に、品質の高い茶製造に向け研さんを重ね仕上がりは上々」と自信を見せました。