きくちのまんま新聞
2025.06.12
放牧開始 地域内・経営内一貫生産を目指す
JA菊池一貫繁殖牛部会の広域放牧利用組合は22日、肉用繁殖牛(黒毛和牛)の2025年度の放牧を開始しました。12月まで延べ200頭を放牧します。生産コストの削減と優良子牛生産で「地域内・経営内一貫生産」を目指します。
雨が続き例年より1週間ほど遅れました。当日も小雨模様となったが第一陣として10頭が牧野に放たれました。放牧は管内の肉牛生産基盤の強化が目的です。肉用繁殖牛増頭を推進し、省力・低コスト飼養管理へ、05年度から阿蘇市の木落牧野組合と連携して始めました。ダニ熱や放牧地からの滑落事故がないよう、県家畜保健衛生所や地域振興局の協力を得て、3週間に一度検査を行います。
JA畜産課畜産係長の古庄孝寛さんは「牛の状況や牧草の状況を見ながら、順次放牧を行っていく。事故0を目指してしっかり管理していきたい」と話しました。