きくちのまんま新聞
2025.03.27
未来の花農家創出へ 菊池地域花きバスツアー 熊本県花き協会菊池支部
熊本県花き協会菊池支部は3月11日、管内の学生向けに菊池地域花きバスツアーを初めて開きました。管内の圃場を見学し、生産者と交流による花き就農の契機創出を図ります。同支部は、県北広域本部、市町、JA菊池で構成されています。バスツアーには、熊本県立農業大学校1年生と熊本県立菊池農業高等学校2年生の花きを専攻する学生ら21人が参加しました。
圃場研修では、坂本悠三さん(合志市)の宿根カスミソウと本山達也さん(菊池市七城町)のトルコギキョウのハウス栽培を見学しました。
参加した県立農業大学校の岩村陵成さんは「家業の花農家を継ぐため入学した。栽培についての知識も得ることができ、将来について深く考える良い機会になった」と笑顔で話しました。
バスツアーを企画した県北広域本部高濱裕起技師は「菊池地域は宿根カスミソウの日本有数の産地だが、高齢化による農家減少が課題となっている。花の魅力を感じてもらい、未来の花農家創出のきっかけになればうれしい」と話しました。
その他、座学研修ではJAから研修制度の説明もありました。