きくちのまんま新聞
2024.11.25
ショウガ収穫大忙し 香り良し、60㌧見込む
JA菊池管内でショウガの収穫が最盛期を迎えています。JA生姜(しょうが)部会のショウガは全て契約販売で、加工用、青果、種ショウガとして出荷します。倉庫で貯蔵し、定期出荷を行う。同部会では30戸で、3.8ヘクタールを栽培。出荷量は60トンを見込んでいます。
収獲したショウガはコンテナ(1コンテナ15キロ)で持ち込まれ貯蔵します。洗いや箱詰めの手間が省け、農家の労力軽減につながっています。11月中旬までに収穫を終え、1月下旬まで出荷します。
ショウガ栽培21年、果樹も栽培する葛原慎也さん(45)は「高温対策として、昨年よりも灌水チューブとスプリンクラーを増やし、管理作業を徹底した。例年に比べ小ぶりのようだが品質は良好。香りも良い」と収穫作業を進めました。
JA指導員の後藤真智さんは「近年の猛暑により、高温障害や病気の発生もあり、栽培環境は大変厳しくなっている。生産現場に寄り添った対策を行い、産地継続が出来るように生産者の意識や環境を整えていきたい」と話しました。