ほっと一息
2024.11.15
体を動かすためのヒント 手軽に体操
JA広報通信2024年11月号
日本体育大学准教授●伊藤由美子
身近にある物を利用して体を動かしてみませんか?
スポーツ庁が公表した「令和5年度 スポーツの実施状況等に関する世論調査」の結果によると、20歳以上における週1日以上の運動・スポーツの実施率は52・0%でした。実施率が最も低い世代は30代(44・5%)、次いで40代(46・5%)、50代(46・8%)という結果が明らかになりました。
さらに、運動・スポーツを週に1日以上実施した理由としては、「健康のため」が最も高く、次いで「体力増進・維持のため」「運動不足を感じるから」という回答が得られています。成人期における健康の維持増進を図るためには、個人の心がけはもとより、職場においても働きかけが必要ですね。
今回は、身近にある物を利用して体を動かしてみましょう。本を利用して、首と体側部(体の側面)を曲げ伸ばす運動をご紹介します。仕事や読書などの合間に時折、体をほぐしてリフレッシュを図りましょう!
レッツ、トライ! 首を曲げ伸ばす運動+体側を曲げ伸ばす運動
(1)本を両手で持って準備します。
(2)息を吐きながら、首と体側部を右側に曲げ伸ばしましょう。
(3)(1)の姿勢に戻ります。
(4)左側も同様に息を吐きながら行います。
(5)(1)の姿勢に戻ります。
7つの部位を使った
体操プログラム
「The Taiso
(ザ・タイソウ)」
埼玉県秩父エリア編
(協力:近畿日本ツーリスト)はコチラ
日本体育大学
准教授
伊藤 由美子(いとうゆみこ)
千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!