ほっと一息

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2024.12.20

お天気カレンダー 冬至

JA広報通信2024年11月号

気象予報士●檜山靖洋

冬至

 2024年12月21日は、二十四節気の冬至です。一年の中で太陽の高度が最も低い日で、昼間の時間が最も短くなる日です。弱々しい太陽の光に、寒さもいっそう厳しく感じる頃になります。冬至には、黄色く熟し、旬を迎えたユズを浮かべた「ゆず湯」に入る習慣がありますね。ぜひ、ゆず湯に入って、冷えた体を温めたいところです。
 冬至の日に行うこととして、ゆず湯に入る他、「ん」の付く食べ物を食べると良いといわれます。ニンジン、ダイコン、レンコン、カボチャなど。ん? カボチャには「ん」がついていません。でも、カボチャは「南京(なんきん)」ともいわれるので、冬至に食べると縁起が良いといわれています。カボチャには風邪を予防する効果もあり、この時期に食べるにはうってつけです。皆さんは、冬至には何をしますか? 私は毎年冬至にはゆず湯に入ります。これだけは「ゆず」れません。

 

 

気象予報士・防災士
檜山 靖洋(ひやま やすひろ)
1973年横浜市生まれ。
明治大学政治経済学部政治学科を卒業後、印刷会社に就職。
1999年に気象予報士を取得し気象会社へ転職。
2005年からNHKの気象キャスターに。

朝のニュース番組「おはよう日本」の気象情報に出演中