きくちのまんま新聞
2024.11.12
地域農業や地下水保全の理解深める JA菊池とJASMが交流
JA菊池は10月19日、菊陽町で半導体製造企業・JASMとの交流イベントを開きました。地域農業や地下水保全の重要性に対する理解を深めることを目的とした稲刈り体験を行いました。6月に実施した田植え交流イベントの約10アールの田んぼであり、従業員とその家族約50人が参加しました。JA菊陽中央支所職員、青壮年部員らが刈り取り準備や指導を行い、菊陽町産業振興部商工振興課も協力。
この日収穫された「ヒノヒカリ」は、ボランティアで参加したJASM従業員に後日配布されます。
JASMの堀田祐一社長は「地域社会との共存と成長はJASMにとって非常に重要。交流イベントを通じて、従業員が農業や地下水保全に関心を持ってもらいたい。同時に、地域の方にも当社の取り組みを知ってもらい安心してもらしたい」と話しました。
地元産米の購入や社員食堂での提供も行い、地域農業振興に向けた活動も進めていくといいます。
同JAは、JASM社員食堂で従業員向けの地域農産物販売会を実施しており、産物のおいしさや水の重要性も伝えています。
東哲哉組合長は「こちらの要望を伝えながら、相互理解を深める活動をしていきたい。農業の現場を知ってもらい、地域農畜産物をしっかり食べてもらいたい」と話しました。