きくちのまんま新聞

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品質向上で1戸平均1000万円突破! JA菊池甘藷部会

 JA菊池甘藷(かんしょ)部会は8月20日、菊陽町のブランヴェールアベニュー熊本で第25回総会と2023年産出荷反省会を開きました。

 需要期における市場の要望に応え、部会員28戸による計画出荷や、サツマイモ基腐病対策の徹底、品質向上などに努め、6年連続で部会員1戸当たりの平均販売高1000万円を突破しました!

 

 23年産は、長い梅雨や生育期の猛暑などの影響で前年に比べやや小玉傾向でありましたが、取引単価の高い2L~Mサイズ中心での収穫ができ、平均単価は前年を上回りました。また、5年前からウイルスフリーポット苗の自家育苗にも取り組み、部会員が一丸となって品質の向上に努めました。さらには、全国的に被害が出ているサツマイモ基腐病に対しては「持ち込まない、増やさない、残さない」を合言葉に、行政や関係者との連携で対策を徹底しました。

 

 総会では、品質・選別優秀者の三池幸光さんを表彰しました。

 

 JAカンショ担当の西淳史さんは「今後も高品質な甘藷にこだわり栽培指導を継続していく。取引先との情報交換を密に行い協議を重ね、次年度も更なるPRと有利販売に努めていきたい」と話しました。

 

 品種は、天ぷらや加工用に需要が多くホクホクとした食感が人気の「高系14号の『ほりだし君』」と、しっとりと甘く焼き芋向けに人気の「べにはるか」。

 (株)郵便局物販サービスとの連携による「ゆうパック」のカタログ販売や、JA全農によるJAタウンネットショッピングへの掲載にも取り組み顧客定着化を図りました。市場だけでなく、相場に左右されにくい相対取引の増加も目指し農家の経営安定を確立させていきます。