ほっと一息
2024.09.04
体を動かすためのヒント 手軽に体操 胴体部をゆっくり曲げ伸ばしましょう!
JA広報通信2024年8月号
日本体育大学准教授●伊藤由美子
まだまだ暑い日が続きますが、お変わりなくお過ごしですか? 9月は季節の変わり目で、寒暖差などの影響によって体に不調を感じる方がいらっしゃるかもしれません。食欲不振や倦怠(けんたい)感、疲労などが蓄積しないように、まずは睡眠時間を十分に確保するようにしましょう。
さて、皆さんは秋をどのように楽しみますか? 紅葉スポットに出かけたり、栗やサツマイモ、キノコなど、旬の食材を堪能するなど、いろいろな楽しみ方がありますよね。日々の暮らしの中で四季の移ろいを感じながら心のリフレッシュもお忘れなく。
今回は、「体側(胴体部の側面)を曲げ伸ばす運動」をご紹介します。農作業では前かがみになる場面が多数存在すると思います。同じ姿勢を長時間取り続けることによって体にも負担がかかります。作業の合間を利用して時折、胴体部を左右に曲げ伸ばしながら気分転換を図りましょう。ご自身の体の調子に応じて無理なく取り組んでください。
レッツ、トライ! 体側を曲げ伸ばす運動+脚を曲げ伸ばす運動
(1)脚は肩幅よりも広く開いて立ち、両腕を上げます。
(2)片脚を曲げながら、体側と首を同時にゆっくりと曲げ伸ばします。このとき、息を吐きながら行ってみましょう。
(3)(1)の姿勢に戻ります。
(4)反対側も同様に行います。
(5)(1)の姿勢に戻ります。
7つの部位を使った体操プログラム「The Taiso(ザ・タイソウ)」埼玉県秩父エリア編(協力:近畿日本ツーリスト)はコチラ
日本体育大学准教授伊藤 由美子(いとうゆみこ)
千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。専門領域は体操。(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。体操や健康に関する情報をお届けします!