きくちのまんま新聞

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地元農家による防除組織「クマモトドローン防除隊」稼働

合志市で6月に発足した農家でつくる「クマモトドローン防除隊」が8月に4日間、9月に3日間の防除を終えました。合志市西合志地区の85ヘクタールを実施しました。

作業は、隊員12人が手分けして行いました。4班体制で、4台のドローンを使用。1台に3人が着き、割り当てられた区域を防除しました。

 

 

隊長の幸恵知浩さんは「ライセンス取得時とは違い、圃場の状況や風の影響など、現場での操作は難しいところもあったが、班ごとに滞りなく防除を終えることができた。新技術を使った最新のドローン防除機で、効率的に安全に散布ができた」と話しました。また、「散布面積の拡大、技術の向上に努めたい。水稲防除だけでなく、地域農業に貢献できる取り組みも行っていきたい」と抱負を述べました。

 

防除隊は、農業振興を軸とした地域活性化などに取り組むクマモト未来型農産業コンソーシアム推進協議会「アグラントクマモト」が合志市やJA菊池と連携して立ち上げ、農家の負担軽減や業者に依頼していた防除費用の地域還元を狙います。生産コスト削減、地域農業の維持発展のためにこの取り組みを県内外に広げ、先進のモデルチームとして発信していきたいとしています。