きくちのまんま新聞

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菊池農高が実演紹介

熊本県立菊池農業高校のSDGsプロジェクト班は7月23日、菊池市中央公民館で開かれた「段ボールコンポスト作りワークショップ」に講師として参加し、竹チップを使った取り組みを紹介しました。当日は菊池市内外から24組の参加がありました。

 

同校では、昨年から竹を粉砕した竹チップと段ボールを活用した「段ボール生ゴミコンポスト」の普及に取り組んでいます。昨年度の実証実験から毎日500gの生ゴミが処理できることを確認しました。

 

同市は2021年に国 (内閣府)から「SDGs未来都市」に選定され、SDGsの達成に向けて様々な取り組みを行っているなか、菊池農業高校の活動を知り、今回のコラボ企画が実現しました。

 

 ワークショップでは、菊池農業高校SDGsプロジェクト班の農業科2年川上侑真さんと食品化学科2年の後藤新翔さんが「竹資源プロジェクト」の報告と段ボールコンポストの進め方を説明し、実演も行いました。

2人は竹チップを段ボールに入れながら、混ぜ方のコツや置き場所などを質問に応えながら伝えました。参加者は「思ったよりも始めやすそうで安心した」「近所の人にも勧めたい」と笑顔で話しました。

講師を務めた川上さんは「多くの方が関心を持っていることがわかり、これからの活動の励になった」と話し、後藤さんは「菊池市と連携して菊池市全体に普及し、ゴミ減量だけでなく、その分の処理費用を教育や福祉、防災に役立てて欲しい」と意欲を見せていました。