きくちのまんま新聞
2022.08.29
猛暑の中ハーベスター大活躍 自給飼料用トウモロコシ収穫最盛期 JA菊池コントラクター利用組合
西日本有数の酪農地帯であるJA菊池管内で、自給飼料用トウモロコシの収穫作業が進んでいます。管内のコントラクター利用組合(農作業受託組合)では、6条、8条刈りの自走式ハーベスターが大活躍。「コスト・労力の低減」「品質のいいサイレージ」「品質の良い牛乳生産」を目指します。
7月中旬から始まった一期作の収穫作業は8月中旬まで、オペレーターが交代で雨天以外は毎日行います。
JA泗水コントラクター利用組合は延べ作業面積440ヘクタールを刈り取ります。コーンハーベスターが刈り取ったトウモロコシは細かく刻まれ機械から噴出。それを受け止めるのは2トンダンプで、息を合せて操作。荷台がいっぱいになると農家のバンカーサイロに運びます。ハーベスター1台に3台のダンプが対応してリレーします。
利用組合の内田久一組合長は「天候にも恵まれ作業も順調に進み、良いサイレージができそうだ」と作業を見つめていました。
1戸当たり4~6ヘクタールを刈り取るのに従来は数日かかっていた炎天下の作業が、組合を利用することで1日で終わる。利用者は「作業が楽になり、その分牛の管理に専念できる。面積も増やせた」と喜びます。
利用組合は酪農家と地域の若手後継者が力を合せて組織。JAの酪農部会は泗水コントラクター、旭志中央支所コントラクター、七城町コントラクターの三つの利用組合を利用。管内には他、合志ファーマーズサービス、原口ハーベスター利用組合、熊本市酪農コントラクター利用会があります。