お知らせ
2026.10.13
おいしく食べて美しく
JA広報通信2026年10月号
管理栄養士・フードスタイリスト●大槻万須美
イラスト:宮下めい子
カフェインと美容
カフェインは茶葉やコーヒー豆、カカオ豆などに多く含まれています。適切に取ることでさまざまな健康効果や美容効果が期待できます。
カフェインには交感神経を刺激してアドレナリンを分泌させ、脂肪の燃焼を促進する特徴があることで知られています。また、疲労を感じる原因とされるアデノシン受容体と結びつくことで疲れを感じにくくさせる働きもあります。そのため、運動前に取ると運動パフォーマンスが一時的に高まりやすくなるとも考えられています。摂取量の目安は、体重1kg当たり3~6mg(体重50kgの人の場合、緑茶200ml程度)であると報告されています。
また、カフェインには利尿作用もあるといわれています。腎臓の血管が拡張するので、尿の生成を促進させるとともに、腎臓での水分の再吸収を抑制します。体内の余分な水分を排出して、むくみ解消にも効果が期待できるといわれています。
なお、カフェインは一度に多く摂取したときや体調不良時、妊娠中、体質に合わないケースなどでは、体調に異変を感じることもありますので注意が必要です。コーヒーの適量は、健康な人でも1日当たり最大カップ3、4杯(600~800ml程度)までが推奨されています。また、睡眠の質に影響が出やすい場合もあるため、午後2時以降は控えたいですね。
他にも緑茶にはカテキン、紅茶にはテアフラビン、コーヒーにはクロロゲン酸などの抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。これらも美容に関連する成分とされています。カテキンには抗ウイルス作用、テアフラビンにはコレステロール値の低下作用、クロロゲン酸には体脂肪の蓄積を抑える効果や、肌の乾燥状態の改善に関する研究結果などがあるとされています。
飲み物で一息つきながら、健康や美容に良い栄養を上手に取り入れていきましょう。

管理栄養士・フードスタイリスト
大槻 万須美(おおつき ますみ)
「楽しく食べて健康に」。食の大切さを伝えるため、料理教室や食育講座、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。


