お知らせ
2025.10.09
春から夏にかけ2年連続9億円を突破 JA菊池すいか部会出荷反省会
JA菊池すいか部会は9月9日、熊本市で2025年産春スイカ出荷反省会を開きました。大玉スイカの栽培面積減少が続く中、新品種の試験が軌道に乗り新たな目玉として期待を寄せています。また、小玉スイカの栽培面積は増加傾向。青年部を中心とした若手の頑張りにより、品質の安定と大玉比率も良く高値で取り引され、販売高を伸ばしました。
品種は大玉「春のだんらんRV」を中心に、「春のだんらんSP」と試験栽培から本格化する「金色羅皇(こんじきらおう)」。小玉は「ひとりじめ7EX」を中心に「BONBONリッチ」の面積が増加傾向となっています。
3年間の試験栽培した黄色スイカ「金色羅皇」は、温度管理を見直したことで糖度も高く安定し、食味も良いと好評。栽培管理が難しく生産者へのリスクはあるが期待される品種です。「BonBonリッチ」は、低糖度や果皮の色乗りが改善され市場で高評価をいただいています。
昨年の低温等により交配が遅れ、3月下旬から4月の出荷量が減少したものの、その後は安定しました。玉太りも良く、高糖度で高品質を維持し、高単価で推移しました。秀品率も良く販売高を伸ばし、前年対比100.3%で2年連続9億7700万円を売り上げました。
26年産については基本技術の徹底を目標に掲げ「菊池すいか」ブランドの確立を部会員一丸となって取り組みます。
反省会を前に25年産春スイカの優秀農家を表彰しました。
◇大玉スイカ▽糖度優秀者=大島章▽品質優秀者=小山和彦、KAFFS◇小玉スイカ▽糖度優秀者=工藤誠▽品質優秀者=安武茂、松岡幸信
表彰を受ける大島さん(右)