組合長からのメッセージ

酪農からスタートした農業経営

酪農部会初の助成部会長が誕生しました。女性が元気な組織って素晴らしいですね。ＪＡ菊池酪農部会発信の「父の日に牛乳（ちち）を贈ろう」キャンペーンは全国へと広がりました。菊池地域は県内の生乳生産量の約４０％を生産する県下ナンバー１の酪農地帯です。更に発展できるよう、ＪＡとしてもしっかり支えていきたいと思っています。

　実は、私の農業経営は酪農から始まりました。菊池農業高校畜産課３年生の時、牛５頭からスタートしました。朝から乳搾りをして登校していました。家は、米・麦、養豚、養蚕、肥育（あか牛）など複合経営の農家でとても大変でした。私が高校を卒業すると、祖父が中古の牛舎を入札、解体までしてくれました。しかし、新たな場所に建てようとした矢先に、祖父は他界してしまいました。その時の祖父の年齢は７１歳、今の私と同じ年齢です。

自分の人生を振り返って、私も祖父にしてもらったように、子ども達や次世代を築く若い世代にいろいろなことを伝えていけたらと思っています。