組合長からのメッセージ

組合長からのメッセージ

こんにちは東です 組合長メッセージvol.18

年頭のごあいさつ

 

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 

組合員の皆さまには、希望に満ちた幸多き年をお迎えのことと存じます。日頃より農協事業へのご支援ご協力を賜り、感謝申し上げます。

 

2024年は燃料・肥料・飼料・資材費の高止まりとなり、農業生産への影響は依然として深刻な状況であります。当組合では引き続き、国への要請を重ね組合員の皆さまと共に、この危機を突破できるよう役職員一丸となって努力してまいります。

また、昨年は第12次農業振興計画を策定し、スタートさせ、支所別座談会を行いました。組合員の皆さまの貴重なご意見をしっかり受け止め、未来に向けた変化成長の実現に向け、更なる自己改革にも取り組んでまいります。

 

営農関係では、例年にない猛暑が続きましたが、販売は順調で各市場からのJA菊池の出荷物への評価はとても高く、期待の声が多く寄せられています。生産者お一人おひとりの作物に込められた思いが消費者へも伝わっているのだと思います。

畜産・酪農関係では、全国的に営農継続が困難になるほどの状況が続いております。和牛肉当の需要拡大や国産飼料の生産・利用拡大などを通じた生産コスト低減が急務となるほか、家畜伝染病の脅威や気候変動への徹底した対応が求められます。生産現場がこの危機を乗り越え、国産農畜産物を安定的に供給できるよう、全農に協力いただき、国への要請を続けております。

 

管内では世界的半導体関連企業の建設により、農地が減少してしまいましたが、新たな地域住民に対しても農業への理解を深めていただき、地域の農畜産物をしっかり食べていただく取り組みとして、社員食堂でJA菊池産の米を使っていただき、定期的に農畜産物販売会も行っています。JA菊池の農産物のおいしさ、水の大切さも伝えていきたいと思っております。

 

令和7年度は「巳年」です。蛇は脱皮を繰り返すことから「復活と再生」の意味を持ちます。

この厳しい状況下でも巳のように辛抱強く粘り強く努力してまいります。

今こそ、組合員の皆さまと役職員が心一つに結集し、地域住民一体となった事業展開を目指し進んでいきたいと思っておりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

最後に、組合員の皆さまのご多幸と農業、農協にとりまして素晴らしい年になりますようご祈念いたしましてごあいさつといたします。

 

菊池地域農業協同組合 代表理事組合長 東 哲哉