ほっと一息
2024.08.09
読書で自分の世界を広げよう 夏休み子ども図書館
JA広報通信2024年7月号
選書協力:農文協・農業書センター
この夏は読書を通じてさまざまなことに挑戦してみましょう!
自然やSDGs(持続可能な開発目標)の学習にぴったりの本をご紹介します。自由研究や感想文の題材にもお薦めです。
イチからつくる カレーライス
「グレートジャーニー」の探検家で医師でもある関野吉晴さん。武蔵野美術大学の文化人類学の授業で学生に提案したのは「イチからカレーを作る」こと。ニンジン、米、肉、皿に塩まで、1皿のカレーライスに必要なものを全部自分たちで作ってみることに……⁉︎
農文協
編:関野吉晴 絵:中川洋典
2750円
小学3・4年から
タガヤセ! 日本「農水省の白石さん」が農業の魅力教えます
農業ってこんなに面白い! ユーチューブチャンネル「BUZZMAFFばずまふ」広報室をはじめ、多くのメディアに登場する著者が、最新の農業から実はすごい日本の農作物のこと、日本の農業の未来までを語る一冊です。農業や食について楽しく学べます。
河出書房新社
著:白石優生
1562円
中学生から
ぜーんぶひとりでできちゃう!小学生のお料理ブック
お料理好きな子どもに贈る、ワクワクが詰まった47レシピ。自由研究にもお薦めです! 家にある道具と調味料、手に入りやすい食材を使って、思い立ったらすぐに始められます。火を使わず作れるサンドイッチやレンジでチンするだけのパスタなど、簡単メニューも紹介しています。
家の光協会
著:新谷友里江
1650円
小学3・4年から
食品ロスはなぜ減らないの?(岩波ジュニアスタートブックス)
「食品ロスって何?」「国内ではどれくらい食品ロスがあるの?」「何が原因なの?」など、食品ロスをどうしたら減らせるのかや、その解決に向けて、国内外の食料事情やフードバンクなどをはじめとする取り組み、地域や学校、個人でできるさまざまな活動を紹介しています。
岩波書店
著:小林富雄
1595円
中学生から
田んぼの植物 草刈りしないといけないのはなぜ?
田んぼに関わる農家の仕事は、稲の成長とともに知らず知らずのうちに田んぼの周辺のさまざまな動植物を育んでいます。あぜの草は、足で踏み、適度に草刈りすることで、豊かになっていきます。田んぼに生える雑草も虫の餌になり、稲の肥料にもなることが分かります。
農文協
作:宇根豊 絵:小林敏也
2970円
小学3・4年から
ウシのげっぷを退治しろ 地球温暖化ストップ大作戦
牛のげっぷに含まれているメタンは二酸化炭素の25倍の温室効果があり、その削減が大きな課題となっています。メタン対策の鍵として発見されたのは、意外なあの食べ物でした。地球温暖化対策の最前線を紹介しながら、牛と人との新しい関係、未来の畜産の姿を描きます。
旬報社
著:大谷智通 監修:小林泰男
1760円
小学3・4年から
そだててあそぼう カイコの絵本
カイコは絹糸を採るために野生のクワコを改良した、飛べない虫です。とてもとても大切にされてきたカイコの歴史は、日本の近代化の歴史でもあります。桑や人工飼料での飼育法、長さ1500mにもなる絹糸の採り方、絹うちわの作り方も紹介しています。
農文協
編:木内信 絵:本くに子
2750円
小学3・4年から
ぼくらは田んぼ応援団! 福島ゲンゴロウ物語
2011年の東日本大震災ですっかり様変わりした田んぼや沼。希少なゲンゴロウが姿を消し、農家は風評被害に苦しんでいました。そんな中、生きもの調査を通して農業を支えようと奮闘する人々を描く、異色の食農応援ノンフィクションです。
汐文社
著:谷本雄治
1760円
小学5・6年から
楽しい調べ学習シリーズ 土の大研究 5億年の大地のなぞをさぐろう
土は、厚さが1cmできるのに100~1000年かかるといわれ、現在の地球の土は5億年かけて作られました。その土は今、侵食や砂漠化、塩害、汚染などによって、急速に消失・劣化しています。土の謎と現状を分かりやすく紹介しています。
PHP研究所
監修:藤井一至
3520円
小学5・6年から
土の教え 日本編
足元にある土は、その土地でしか作られない唯一無二の存在。日本人はその土の特性を理解し、農地に活用して独自の食文化や風土を生み出してきました。世界でもまれに見る多様性を有した「日本の土」と、それらが育む各地の特産物の今を追いかけます。
群羊社
監修・共著:矢内純太
企画・編集・共著:藤原勝子
2420円