ほっと一息
2024.08.21
指を素早く入れ替え反射神経を鍛える(1)
JA広報通信2024年6月号
健康生活研究所所長●堤 喜久雄
転倒防止のためにも、日頃から反射神経は鍛えておきたいものです。反射神経が良いとは、視覚や聴覚などの感覚を受容する感覚神経と、手足や眼球の筋肉を動かす運動神経がスムーズに連係して、とっさの事態に素早く反応できることをいいます。加齢により反射神経は鈍くなっていくため、日頃から鍛えておくことが大切です。
今回は指の体操をご紹介します。立てた指を素早く左右で入れ替える動きを繰り返し、運動能力の老化を防止します。音楽やリズムに乗って動かすとさらに脳に刺激が入りますし、何人かで一緒に楽しむこともできる体操です。いろいろな場面で使えるので覚えておきましょう。
左右の指を交互に動かす
(1)両手を肩の高さで握り、右手の人さし指を立てます。このとき、立てている右手の人さし指に視線を合わせます。
(2)右手の人さし指を元に戻すと同時に、左手の人さし指を立てます。視線は立てている左手の人さし指に合わせます。(1)(2)を10セット繰り返します。
(3)両手をグーに戻してから右手の小指を立てます。視線は立てている右手の小指に合わせます。
(4)右手の小指を元に戻すと同時に左手の小指を立てます。視線は立てている左手の小指に合わせます。(3)(4)を10セット繰り返します。
(5)慣れてきたら、両腕の位置を少しずつ外側へずらします。(1)〜(4)を5セット行います。