ほっと一息
2024.08.20
体を動かすためのヒント 手軽に体操 足腰の筋力アップ、チャレンジしませんか?
JA広報通信2024年6月号
日本体育大学准教授●伊藤由美子
蒸し暑い日が続きますが、皆さんお元気にお過ごしですか?
総務省消防庁のまとめによると、2023年5~9月の全国における熱中症の救急搬送者数は9万1467人で、22年同期間と比較すると2万438人増加しています。熱中症の症状としては目まいや立ちくらみ、発汗異常、筋肉の硬直、手足のしびれなどが起こります。
熱中症が疑われる場合には涼しい場所に移動しましょう。また、体を冷やして水分や塩分を補給しましょう。とりわけ、子どもや高齢者は脱水症状になりやすいといわれています。熱中症は命に関わる危険性もあります。ご家族の皆さんは、熱中症の予防と対策について理解を深め、夏本番を迎えましょう。
さて、今回ご紹介するのは「腕を上げる運動」と「脚を上げる運動」です。バランスを取りながら無理のない範囲で取り組んでくださいね。バランスを取るのが難しい場合には、脚を上げる程度を調節したり、いすやテーブルを支えにしたりしましょう。
レッツ、トライ! 腕を上げる運動+脚を上げる運動
(1)気を付けの姿勢で準備をします。
(2)片腕を伸ばして横に上げ、同時に片脚を横に少し上げます。
(3)元の姿勢に戻ります。
(4)反対側も同様に、片腕を伸ばして横に上げ、同時にもう一方の片脚を横に少し上げます。
(5)元の姿勢に戻ります。
7つの部位を使った体操プログラム「The Taiso(ザ・タイソウ)」
埼玉県秩父編(協力:近畿日本ツーリスト)はコチラ
日本体育大学准教授 伊藤 由美子(いとうゆみこ)
千葉県生まれ、農業を営む両親の元で育つ。
日本体育大学大学院体育科学研究科博士前期課程体育科学専攻健康科学・スポーツ医科学系修了。
専門領域は体操。
(公財)日本体操協会一般体操委員会委員長。
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