きくちのまんま新聞

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春ニンジン出荷最盛 オゾン殺菌と保冷庫で鮮度保持

県内一の出荷量を誇るJA菊池管内の春ニンジンが4月下旬から出荷本番を迎えました。主な出荷先は、県内や広島、京都が中心で、6月中旬頃まで日量30トンの出荷を見込んでいます。

 

JAの選果場で集荷し、オゾン殺菌や保冷庫での保存で鮮度を保ち、市場の要望や用途に合わせ出荷します。

選果場には掘りたての泥付きニンジンが持ち込まれます。水槽で泥を落し、3段階のブラシング後、プールで冷やされオゾン殺菌シャワーを浴び選別。箱詰めは3L~Sまでで、大きさや品質により12等階級に分けて出荷までは保冷庫で保存。主な品種は「愛紅(あいこう)」「紅うらら」「翔彩」「TCH-711」。30戸が、57ヘクタールで栽培しています。

 

JAの西淳史指導員は「本年産はM・S中心での収穫となっているが、高値相場で推移している。降雨日が多く品質の低下が懸念されるため収穫を急ぐ。選果場では選別を入念に行い、高品質なニンジンの出荷を続けていく」と話しました。