きくちのまんま新聞

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竹灯籠づくりで地域活性化とSDGs学ぶ 菊池農業高校農業科1年生

熊本県立菊池農業高校農業科の1年生17人は9月7日、竹資源を活用した地域活性化とSDGsの実践活動として、竹灯籠づくりに挑戦しました。

 

一般財団法人「熊本暮らし人まつり」理事で、みずあかり運営委員会委員長の坂口裕俊さんが、市民参加型の祭りとして2004年から始まったこの祭りの始まりや活動について講演。竹灯籠づくりの実習もありました。生徒らは、祭りに使用される灯籠用の竹に電動ドリルで穴をあけ、模様を作って仕上げていきました。

 

20年続くこの祭りは、何千本もの竹灯籠を使用。全てボランティアによって、作成、準備、片付けまでを行います。今年は竹林整備地から切り出され、灯籠用に調整された竹3000本を準備。その内の34本を今回同校で作成しました。別日に農業科3年生14人も作成しています。

 

山東星斗さんは「初めての体験で、難しいところもあったが楽しかった。ボランティアにも参加してみたい」と話しました。

農業科の岩坂大輔先生は「放置竹林の竹を上手に活用し、多くの人を引きつけ、地域活性化に繋がっている祭りを知り、生徒らも多くのことを学べたと思う。自分が携わることで、見方も変わったのではないか。この経験を今後の竹資源活用プロジェクトにも生かして欲しい」と話しました。

同校では、数年前から菊池市の行政や市民と協力して、放置竹林問題に取り組んでいます。